指導していて、突然心に雨が降ることがあります。

 

お返事をしないで、注意を受け流してしまう子どもの姿を見てしまった時です。

 

 

生徒の皆様が、 叱ってもらったり、注意を受けたりする中で、バレエの美しい型に心も身体もしなやかに添ってくれれば嬉しいのですが、なかなかそうもいかないのです。

 

 

雨が小降りのうちに、気づいて自分の態度を正す生徒もいます。もちろん、最初から快晴の子ども達ともなれば、スポンジのようにドンドン吸収して芽が出て茎が伸び、葉が茂り始めます。

 

 

が、しかーしなのです、教師の子どもをやっている長女は悲しいカナ、毎度土砂降りを見せる天才少女です。

 

 

あまり、自己評価がバレエでは高くない本人にとって、自分の親が先生ですので、注意されたりお叱りを受けると

 

 

怒り

 

 

の姿勢を示してきます。レッスンに来ているのに、注意されて

何故⁉︎怒るの⁉︎

 

と思うのは、わたしが血縁でない指導者から学ぶことができていたからだそうです。なるほど、そろそろ国内留学も検討します。

 

 

バレエ以外でもこのようなシーンにでくわすことがありました。叱っているお母様のお声がひたすら大きく、お顔も見たことがないほどの怖さになっているはずです。これは叱っ、てはいないな、もうお母様の

 

怒り

 

を、子どもにぶつけているんだなぁと感じました。毎週のようにベランダから向こう隣の豪華な建物の方向に同情します。

 

 

凄くお母様がお勉強ができる方なのか？、二等辺三角形の公式が違った、書き方がわからないのか⁉︎

 

 

などと怒鳴りながら

 

 

怒っています。   これは、躾しつけなどをしているとお母様は誤解されている中で、大変エネルギーを消耗してしまう     怒りであり、このエネルギーを別のところに活かして欲しいものですから、わたしもそう気付いた時に読んだ本を貸して差し上げたいです。

 

怒りと叱りは似た感情のように思っていたのですが、自己観察をしてみると怒りのスイッチが入るのは自然な感じですが

 

叱りの方はかなり冷静であり、高次の意識改革があればこそ成り立つ感情だなぁと思いました。

 

 

自己犠牲も伴うほどの子育てや、バレエの指導、学校教育もそうでしょうが、やるせなさに気持ちが潰れそうにな ったり、思うようにいかずイライラしたりの繰り返しで、自分の場合もストレスが爆発するスイッチを近くにいつも感じていました。

 

 

でも、爆破して何もいいこと無く、爆発＝自己嫌悪と後悔ですから、本が示していた通り、自分の本当の気持ちに的を絞り、相手に伝える為には

 

 

ゆっくり、冷静に、相手を思って提案する

 

形に変更してみました。だって、自分も疲れないのですしね^_^

 

 

今やわたしがこのエネルギーを無駄に消費していないだけでなく、周囲にも良い影響が沢山あります。

 

 

長女はレッスン中の態度を少し反省出来るようになり、イケないね、直したい、と。

 

指導する公民館の子ども達との唱和では

 

「 叱ってもらってありがとうと思います‼︎」が、合言葉になりました。お母様方にも、先生は怒らないのですか？！と、聞かれる事もあります。

 

 

神様ではないので、怒りますとも。…>_<…ですが、誰かを追い詰めて泣かせたり、怒って感情をぶつけた先には

 

 

 

綺麗なお花が咲き誇ること

 

 

 

が難しく、土砂降りの後、雷雨竜巻と続きますので、やめとこうねと今は考える事が出来ます。

 

指導する事、子育てと似ているんだなぁと思う今日この頃です。バレエでも子育てでも、お見本になることもありますので、良い影響が与えられる人で居たいものです。

 

 

子育てを経験させてもらえて、本当に幸せに思います。今日はパートナーの一君の誕生日です。彼は叱ってもらってありがとうと思う子どもだったでしょうか？ヤンチャで、ケンカ相手に謝りに行かれたお父様のお話を思い出します。でも、子どもの誕生日は怒りも叱りもありながらも、きっと、お母様もお父様もお喜びでしょうね。わたしも子ども達も、彼に出会えてとても幸せです。

 

 

あまり怒らないパパに感謝して*\(^o^)/*

 

ともこ

 

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